コンパクトカーレビュー

マツダ デミオ(DEMIO)はヨーロピアンな本格ツーリングコンパクトだ

エクステリア

まず車両外形は全長4060mm×全幅1695mm×全高1500mmと平均的なコンパクトカーとなっています。

しかしノーズの長いデザインとなっているのでデザインの割りに少し全長が長く見えます。

デザインは日本車離れしたのびやかなスタイルで比較的フロント周りが長いデザインです。

この年式の車にありがちなメッキ調のパーツを多用した派手な外観とは違い比較的落ち着いた上品なデザインに仕上がっています。

ディーゼルモデルなんかだとフロントグリルに赤いラインが入るので少しスポーティーなデザインになります。

フェンダーからボンネットにかけてのプレスラインのおかげでより立体的なデザインになっています。

リアの部分は基本設計が2014年なので若干のデザイン古くささ(特にリアランプ)は感じられるものの正面とは対照的に若干可愛らしいデザインに仕上がっています。

ドアノブやワイパー部分や細かい継ぎ目の部分も一体感のあるデザインになっていて全体的に滑らかなデザインとなっております。

 

インテリア

この車の売りであるインテリアもまたヨーロピアンスタイルな上品に纏まっています。

エアコンの吹き出し口周りやハンドルスイッチ周りにはメッキ調のパーツが使われていて比較的シンプルなインテリアを乱さず良いアクセントになっています。

また、インパネのセンターパネル部やシフトノブ周りにもソフトな素材が使われステッチまで入っています。

またシフトブーツも皮になっていて非常に高級感がありgoodです。

ただシフトパネルは非常に細かい傷が付きやすいので掃除の際は注意してください。

また操作系も操作しやすく中央部に纏まっていて視線を逸らさずとも操作が出来るようになっていす。

メーター周りも縁の部分がシルバーに加飾されていてお洒落です。

しかしデザイン重視が故のデメリットもございまして収納は少なめです。

特にスマートフォンは少しばかり置き場所に困るかと思います。

そしてハンドル周りのボタンやウインカーやワイパーレバーも非常に上質なしっかりしつつ柔らかな押し心地となっております。

もし試乗などされる場合は是非押してみてください。

 

乗り心地

まずは乗り心地の中で重要なシートはしっかり包み込んでくれるシートになっておりまして運転中例えば峠道のような所を走っていてもしっかり体を支えてくれるので運転者はブレずに済みます。

このシートの出来がまたよく長時間座っていてもこのブレない事としっかり包み込んでくれるような座り心地のおかげで長時間の運転も疲れづらいです。

筆者は東京ー大阪間(約500km)を運転した際も腰や背中が痛くなるような事はありませんでした。

セカンドシートはあくまで前席重視の車なので屋根が低く窓が小さいので圧迫感は身長の高い方であれば感じます。

175〜180cmくらいの方ですと間違いなく屋根に頭が当たると思います。

小柄な方、女性の方であれば長距離も問題ないかと思いますが、大柄な男性などになると厳しいかなと思います。

そしてペダル周りはこのクラスには珍しいオルガン式となっているので足も疲れづらいです。

またペダル類も足を伸ばした先にペダルがあるような設計になっているためこれもまた長時間の運転の負担の軽減に一役買っています。

ステアリングも程よい太さで高級感がありしっかり溝に手が馴染みます。

テレスコも角度調整も大きく取られているので自分にあった調整が可能です。

足回りは少し固めに設定されています。

街乗りなんかで例えば少し大きな段差なんかを通過した時は少しばかり驚くかもしれません。

ただ、この足回りと高いボディ剛性のおかげで小さい車体ではありますが高速粋でのふらつきは非常に少なくクルーズコントロールと組み合わせれば長距離×高速という組み合わせもへっちゃらです。

また峠のようなクネクネした道でもこのしっかりした足回りとGベクタリングコントロールのおかげで非常に安定感の高い操舵が可能となっております。

エンジンに関しても私の乗っているのは1300ccのガソリンエンジンモデルとなっておりますが、非常に吹き上がりの良いエンジンとなっていて2人であれば力不足を感じることも少ないです。

スポーツモードにすれば加速感も変わりスポーツカーのようなクイイックにアクセルペダルの動きに応答してくれて楽しい運転が可能です。

ただ4人乗車ですとガソリンエンジンモデルでエアコンONで上り坂などに差し掛かると力不足を感じます。

こればかりは1300ccなので仕方ありませんが1〜2人乗車であれば取り回しも良く良く回ってくれるエンジンなので楽に楽しく運転できます。

もしトルク感を重視し高速走行が多いのであればディーゼルモデル、街乗り重視であればガソリンエンジンモデルが良いかと思います。

走行中の音は、やはりそこそこ入ってきます。

風切り音などは比較的抑えられているように感じますがタイヤから入ってくる低いロードノイズは結構入ってきます。

その他にデザインが故にデメリットもあり、後ろの窓が小さく後部ピラーが太いのでほんの少し視認性が良くないかなと思います。

 

純正ナビの使い勝手

純正ナビの使い勝手はシンプル操作ではありますが、デメリットも多いです。

若干起動が遅く目的地途中でコンビニなどに休憩でよって再出発する際も起動までに時間がかかるのでナビか完全起動するまで待つ必要があります。

あとはごく稀にではありますが動作が不安定になり何度かフリーズしてしまった事もあります。

機能面で言えば音声コマンドも非常に限られた単語のみでの認識になります。

後は直接関係のない所ですし、デザイン重視の為かナビの取り替えができないのは今後長く乗る時に不便になるのでは?と思います。

もちろん良い所もありまして、例えば使い勝手がコマンダーとタッチパネル両方で操作出来るのはいちいち画面に手を伸ばす必要がないのでかなり楽になります。

因みに筆者はほとんどコマンダーで操作をしています。

そして簡単な情報ではありますが曲がる所などを正面のHUDに連携して表示をしてくれるので視線移動が少なく安全性が高いです。

そしてナビと連携して車の情報(オイル交換や定期点検までの時期)などや自分の運転評価などが見れるのは面白いなと思います。

 

純正オーディオの音質

音質は、正直良いとも悪いとも言い難いですが高音が苦手な印象があります。

低音はしっかり常識的な音量であれば出てくれますが高音の伸びはあまり良いとは言えません。

しかし、ここはナビの設定からイコライザ等の設定が出来るのでそれでカバーしていく事は可能だと思います。

ALC機能(車速に応じてオーディオ音量を調整してくれる機能)が付いているので便利です。

 

その他装備

手がすぐ伸ばせる範囲にUSB×2ポートがあるのは嬉しいですが、1ポートあたり1Aの出力となっているのでここは他の車に比べるとスマートフォンの充電速度はかなり遅めです。

細かい所ですがサンバイザーはかなり厚みがあり、しっかりしていて200万円代のコンパクトカーとは思えないです。

もちろん鏡も付いています。

トランク横に室内灯がついているので夜の荷物の積み下ろしも楽々です。

運転席・助手席共にシートヒーターがつけられるので冬も寒い思いをしなくてすみます。

共に三段階の設定なのでお好みの温度に設定できます。

地味な便利機能としてキーを持った状態で車から離れると自動で施錠してくれる機能があります。

鍵のかけ忘れもなくなって安心です。

その他にメーターの警告灯部分にオイル交換などが近くなるとスパナのマークで教えてくれます。

最初は「故障!?」と驚くかもしれませんがこれ非常に便利です。

積載性も、もちろんコンパクトカーなので期待をしてはいけませんがトランク容量は280Lあるので大きめのキャリーケースが1個半程という所です。

後席を倒すと奥行き約160cmの空間が生まれるので多少であれば長物もOKだと思います。

しかし、トランクの出し入れ口の所の段差は他メーカーの車に比べて大きいので重い荷物を下ろすときは少し持ち上げる必要があります。

あと、フラットにはならないので車中泊など考えている方は別の車にしましょう(笑)

 

燃費と維持費について

燃費はあまり気を使わずに走っても15km/ℓ、高速などストップアンドゴーが少ないと19km/ℓ程行くのでハイブリッド程ではないですが悪くはないです。

燃費重視で高速メインならディーゼルの方がメーカー公表燃費も良く燃料費も安いのでオススメです。

維持費も燃費も良く、自動車税も34,500円と安いので経済的な車だと思います。

もちろん車の整備状況にもよりますが参考程度に私は初回車検は約6万8千円程でした。

 

オススメのカーグッズ

最初の方で、申し上げましたがデミオはスマホ置き場に困りますすので絶対にスマホホルダーは購入した方が良いです。

私はイエローハットで購入した2,000円程のを使っていますがやはりスマホが置ける所が出来るだけでもだいぶストレスが減ります。

もう一個あるとすればティッシュを置く場所もないのでヘッドレストにひっかけるBOXティッシュホルダー等も購入されるとさらに良いかと思います。

 

最新モデル及び次期モデル

最新モデルのMazda2に関してはグリル部分とヘッドライドの変更でよりクールな顔つきになりました。

また快適装備についてもシートは電動での調整が可能になり、なんとシートメモリまで付きました。「羨ましい...(笑)」

静粛性も大幅UPとの事です。

安全装備についても360°ビュー・モニタやクルーズコントロールは停止までサポートしてくれるようになりました。

また乗り心地の所で紹介したGベクタリングコントロールも進化し安定性もさらにアップしたとの事です。

シートのホールド感もより高まったとの事です。

そして何より1500ccにエンジンがアップしているのでより余裕のある出力に変更されています。

来年の秋頃発表されると噂の次期モデルはより先進的なデザインになり、3ナンバー化され、全面改良されるとの事なので非常に楽しみです。

 

まとめ

デミオは、非常にデザイン重視の車でエクステリア、インテリア共に纏まりのある上品なデザインに仕上がっています。

そしてエンジンや足回り等も良くセッティングされていて長距離ドライブをするのにとても適した車です。

しかしデザイン重視が故に使い勝手の上でのデメリットもいくつかありますのでその辺は良く考えてから選んで頂けると良いと思います。

実用性重視の方には向かない車だと思います。

しかし、ドライブ好きの方には人馬一体の感覚が味わえ、また非常に運転していても疲れ辛いので良い相棒になってくれると思います。

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COMPACT CAR .net 編集部

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