コンパクトカーといえば、国産車のほかに、ドイツやフランス、イタリアのクルマも気になりますね。そこでこのページでは、代表的な外車のコンパクトカーを、クルマの大きさ別にAセグメントからCセグメントまでに分けて、ご紹介させていただきます。よくこれらを十把一絡げにしている情報がありますが、実際には、大きさによって使い方や楽しみ方が違ってきます。この区分けで吟味すれば、あなたの乗りたいクルマが見つけやすくなると思いますのでお付き合いください。「外車は高い!」というイメージがありますが、余計なものをそぎ落としていけば、意外とリーズナブルなクルマにも出会えます。それに、いまはクルマを所有するだけでなく、カーシェアリングやレンタカーを駆使して楽しめる時代になっています。そんな現代風の乗り方も含めてご提案させていただきますね!
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目次
外車のプレミアムコンパクト 楽しみ方・選び方
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「エントリーモデル」なんて言わないで!
兄貴分をしのぐほどのプレミアム感
最初に、外国のコンパクトカーの楽しみ方・選び方についてお話させていただきます。
外国のコンパクトカーも、国産車と同様に、「メルセデスのエントリーモデル」とか「BМWの下位モデル」というふうにいわれることがあります。
外国でも「大きいクルマのほうがエライ!」という考え方が強いのですね。
この傾向は、とくにドイツ車に目立ちます。
けれども、最近の外国のコンパクトカーは、巨大なクルマを頂点としたピラミッドのなかで語るだけではもったいないほど、すばらしいです。
たとえば、メルセデスベンツのAクラスは1990年代後半に登場したときには、若いユーザーを開拓するための安グルマでした。
けれども、2018年から国内販売されている現行型Aクラスは、EクラスやSクラスなどの巨大なメルセデスたちをしのぐほどの先進性能のかたまりです。
その気になれば、巨大なクルマと遜色ないオプション装備だって可能です。
アウディA1、ミニなどの小さなクルマも、富裕層の2台目、3台目のニーズにこたえて、リッチな装備を加えられるようになっています。
もう「巨大なクルマのほうがエライ」という先入観に縛られる時代ではありません。
コンパクトであっても、最高のプレミアムカーとして愉快に乗り回せるのです。
ぜひ、あなたもコンパクトカーのなかから、世界でいちばんの相棒を探してみてください。
ゴキゲンな大衆車こそ、欧州車の魅力!
シンプルなのにカッコいい
ゴキゲンなコンパクトカーは、プレミアム感の強いクルマだけではありません。
ヨーロッパには、みんなが乗り回せる安くてデキのいいクルマ!がたくさんあります。
これがとてもいいです。
ベース車両の内装はシンプルですが、とてもおしゃれです。
高出力ではありませんが、ブンブン回して乗り回せば、高性能なクルマより楽しいことがあります。
たとえばイタリアにはフィアット500やフィアット・パンダがあります。
フランスにはルノー・トゥインゴがあります。
ドイツには、フォルクスワーゲンの国民車の数々があります。
歴史ある大衆車の生産
ヨーロッパでは、伝統的に富裕層や貴族向けに高級車が造られてきました。
けれども、その一方で、たとえば、ドイツでは20世紀前半に天才、フェルディナント・ポルシェ博士がヒトラーの求めに応じて、大衆車を造り始めました。
それが戦後、有名なフォルクスワーゲン・ビートルとして大ヒットし、その系譜にゴルフやポロ、アップ!が連なっています。
こういう大衆車に出会えるのも、ヨーロッパならではだと思います。
ヨーロッパの人たちのカーライフは、富裕層を除けば、決してゴージャスではありません。
けれども、気取らず、センスよくクルマを乗りこなしているところが絵になります。
同じように、あなたもベースグレードの欧州車を普段使いしてみてはいかがでしょうか。
A、B、Cのセグメント別に見よう
セグメントごとに異なる魅力
ヨーロッパのコンパクトカーは、大きさ(とくに全長)によって、次の3つのセグメントに分けられます。
それぞれのセグメントには、その大きさならではの魅力があります。
Aセグメント
セグメント分類法に明確な規定があるわけではありまえんが、だいたい、全長が3,750mm以下の場合は「Aセグメントのクルマ」とされます。
フォルクスワーゲンのアップ!、フィアット500、ルノーのトゥインゴなどがこれに入ります。
Aセグメントのクルマは、とにかく思い通りにキビキビと走ってくれます。
思わず乗ってみたくなるような、小粋な存在感があります。
いちど、Aセグメントのクルマを普段使いしはじめると、「このくらいがいちばんいい!」と感じるようになるかもしれません。
大人数で乗ることがほとんどないなら、このセグメントのクルマをキビキビ乗り回してみてはいかがでしょうか。
それから、2台目、3台目にちっこいのが欲しい!ということなら、やはりこのセグメントで探すのがお薦めです。
Bセグメント
走りと広さを両立
だいたい、全長が3,750mm~4,200mmのクルマは、このセグメントに入ります。
このセグメントが、現代のコンパクトカーの主流です。
ここには、フォルクスワーゲン・ポロ、アウディA1、BМWミニ、プジョー208などの主要なクルマがひしめいています。
Bセグメントのクルマは、キビキビした走りと、広さを併せ持っています。
もしあなたが、外国のプレミアムコンパクトカー選びに迷っているのなら、まず、このBセグメントで吟味してみるといいでしょう。
がっしり安定感のあるドイツ車、おしゃれでソフトな乗り味のフランス車などと個性豊かですから、好みのクルマを探してみましょう。
Bセグメントから選び始めると決めやすい
もしこれらのクルマに物足りなさを感じるなら、その理由を考えてみてください。
もっとキビキビ走りたいなら、Aセグメントに目を移しましょう。
もっと広さやゴージャス感を求めるなら、Cセグメントを見るといいでしょう。
Bセグメントはコンパクトカーのど真ん中ですので、このようにBセグメントからクルマ選びを始めると効率的に探せると思います。
Cセグメント
コンパクトカーでいちばん大きなのがCセグメントのクルマです。
たとえば、フォルクスワーゲン・ゴルフ、メルセデスベンツAクラス、BМW1シリーズ、アウディA3などがあります。
ハッチバックでいえば、だいたい全長が4,200mm~4,500mmほどの大きさがあります。
全幅は1,700mmを超えるものばかりです。
それだけにCセグメントのクルマは室内が広く、大人が4人くらいで乗っても余裕があります。
多少キビキビ感は損なわれますが、大きい子どものいるファミリー層などでは、Cセグメントのクルマが実用的だと思います。
巨大なクルマから乗り替える場合も、Cセグメントであれば、大きな違和感はないでしょう。
外国のコンパクトカーを楽しむ秘訣とは
日本車よりも尖がった個性を楽しもう
完成度は日本車のほうが上かもしれないが…
もしあなたが日本車でなく、外国のコンパクトカーを選ぶなら、ぜひそのクルマの個性を楽しんでください。
クルマとしての完成度の高さは、もしかしたら競合する日本車のほうが上かもしれません。
けれども外国車には、日本のクルマにはない味わいがあります。
たとえば、私がいま所有しているBМW 118d Mスポーツ エディションシャドー(2017年式=先代タイプ)は、日本の自動車メーカーだったら製造しないようなクセのあるディーゼルエンジンを載せています。
ご存知のように、ディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンよりもトルクが太いです。
だからアクセルを踏むとグンと加速し、アクセルを離すとその太い加速感がストンと消えます。
BМW1シリーズでは、ディーゼルエンジンのこのクセをマイルドに抑えず、あえてはっきりと味付けしています。
クセを抑える日本車、クセを出す外国車
ちなみに、日本のコンパクトカーのディーゼルエンジンとしては、マツダ・MAZDA2(デミオ)のものがあります。
MAZDA2の場合、ディーゼルのクセを抑えて、ガソリン車と変わらない方向でつくり込んでいます。
クセがなくて、乗り手に忠実に反応します。
これに対して、外国車のBМWでは、ディーゼルエンジンの面白さをドライバーに楽しんでもらえるように、ずいぶん個性的に仕上げているのです。
ちょっぴり荒々しいBМW1シリーズのディーゼルエンジンは、世界のコンパクトカーで唯一のFR(後輪駆動)と相まって、このクルマを相当キビキビと動かします。
こうしたクルマの作り方は、万人向けでないかもしれません。
けれども、その個性に共感するドライバーの心にはとても響くと思います。
もしあなたが外国車に乗るなら、ぜひ、そうした個性を感じて、味わってみてください。
外車の中古車は見極めが大切
古くなった外国車は維持費がかさむ
外車は高いから中古で探そう……。
よくそんな声が聞かれます。
確かに、古い外国車は、総じて日本車よりも相場がこなれています。
中古車なら、メルセデスベンツやBМWでも、同じ年式の軽自動車より安く買えることがあります。
けれども一般に外国車は、日本車よりも壊れやすいです。
部品も、本国から取り寄せるとなると高くつきます。
10年以上たった中古の外国車などは、維持費が相当かさむますのでご注意ください。
できれば新車か、比較的新しい中古車を探すことをお薦めします。
最初の購入費用は大きくなりますが、相場が大きく下がる前に賢く乗り替えていけば、長い目でみて正解だと思います。
クルマ好きなら名車と長くつきあう手も
ただ、あなたがクルマ好きなら、多少維持費がかさんでも、気に入った外国車を中古で購入して、長くつきあう手もありますね。
古い外国車には、最近のクルマにはない味わいがあります。
名車と長くつきあうなら、まず、状態のよいクルマを見極めて購入しましょう。
購入後は、同じような外国車のオーナーたちと情報交換するといいでしょう。
先輩オーナーたちから、メンテナンスなどの知恵をいただくとうまく維持していけると思います。
筆者はときどきクラシックカーのオーナーさんたちの自宅にうかがい、ガレージを見せてもらうこともあります。
自宅の小さなガレージで、愛車のエンジンを付け替えたりしているオーナーさんたちを見ていると、愛車への思いがひしひしと伝わってきます。
そのくらいに楽しめる愛車を見つけられたら本当にしあわせですね。
カーシェアリングなら気楽に外車を楽しめる!
欧州プレミアムコンパクトに乗ってみよう
外国のプレミアムコンパクトカーは、国産に比べて総じて値段が高いですが、乗ることをあきらめる必要はありません。
最近は、カーシェアリングサービスで、アウディA1、ミニ、メルセデスAシリーズなどに気軽に乗ることができるのです。
カーシェアリングは会員制が基本で、月額料金が1,000円前後かかることも多いです。
けれども、それさえ問題なければ、外国車に15分400円(ガソリン代込み)ほどの利用料金で乗ることが可能です。
カーシェアリングサービスには、大手企業が所有して駐車場スポット(ステーション)に配置されたクルマを利用するタイプと、個人が所有するクルマを利用するタイプがあります。
お勧めしたいのは前者のほうです。
ネットで調べると、後者のほうの体験談なども出てきますが、カーシェアリングを始める際には、初心者でも利用しやすい前者を探すといいでしょう。
大手企業が手がけているカーシェアリングサービスとしては、国内で断トツナンバーワンのタイムズカーシェア(旧タイムズカープラス)があります。
ここでもアウディA1やミニに乗れます。
ただ、外国車が充実しているという点では、三井不動産リアルティの「カレコ・カーシェアリングクラブ(カレコ)」も見逃せません。
こうしたサービスを賢く利用して、欧州のプレミアムコンパクトカーをあなたのカーライフに取り入れてみませんか?
購入前の試乗にもお薦め
カーシェアリングは、クルマを購入する前の試乗にも非常に役立ちます。
ディーラーでも試乗できますが、助手席に営業担当者を乗せてちょっとだけハンドルを握る程度では、そのクルマのことを理解できないと思います。
だから、ある程度、気になるクルマを絞りこめたら、カーシェアリングを利用して実際に乗ってみるといいと思います。
カーシェアリングであれば、営業担当者が横にいるわけではありませんので、そのクルマの隅々をじっくりと確認することもできます。
ちょっとアクセルを踏み込んでみることも気軽にできます。
もし気になるクルマが近くのカーシェアリングのステーションになければ、レンタカーを利用してみてもいいでしょう。
たとえば、ニッポンレンタカーであれば、メルセデスやアウディなどのコンパクトカーに乗れます。
筆者は個人旅行の際、ニッポンレンタカーでよくメルセデスやアウディを利用しています。
いつもの店の、いつものメルセデス、いつものアウディだと、結構愛着も持てます。
いろいろと賢く情報を仕入れて、あなたのカーラーフを豊かにしていってください。
カーシェアリングについては、よければ下記の記事をご参照ください。
-
カーシェアリング比較!おすすめ10社の特徴・料金・車種などを徹底解説
必要なときだけクルマを利用できるカーシェアリングが日本でも広がってきています。いろんな会員制のカーシェアリングサービスを使えば、あなたもコンパクトカーからキャンピングカー(!)まで、本当にいろんなクルマを気軽に楽しめるようになります。クルマ ...
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ここからは個々のクルマのご紹介となります。
※ それぞれのクルマのデータは、基本的に標準グレードのものです。
Aセグメント(全長がおよそ3,750mm以下)
ここでご紹介するクルマ
フォルクスワーゲン・アップ!
フィアット500
ルノー・トゥインゴ
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フォルクスワーゲン・アップ!(独:2019年10月発売モデル=165.2~234.2万円)
ドイツ車らしい走りが魅力
アップ!はフォルクスワーゲン最小のクルマ。
3ドアと5ドアがあります。
ボディサイズは、日本の軽自動車より若干大きく、トヨタ・パッソなどの1リットルコンパクトカーより小さいくらいです。
兄貴分のゴルフやポロがどんどん大きくなるなかで、貴重な5ナンバー車として支持されています。
後述するライバルのルノー・トゥインゴやフィアット500などのラテン車と比較して、いちばんの持ち味は、ドイツ車らしい走行安定性だと思います。
小さいけれど、ハンドルを握っていると、ゴルフやポロと同様に、走行安定性の凄さを感じさせてくれます。
そして、とても軽快です。
乗り心地もドイツ車らしく堅めで長距離の移動でも疲れにくいです。
このクルマを往復400キロほど運転したことがありますが、ドイツ車のDNAを引き継いでいる凄いクルマだと感心しました。
装備などに思い切った割り切りも
反面、低価格を実現するために、一部の内装や装備は貧弱です。
フォルクスワーゲンらしい、がっしりした質感はありますが、不要だと判断したところは徹底的に切り詰めています。
たとえば、ドアミラーは手動格納式。
リアウインドーは、外側に数センチ押し開けられる程度のヒンジ式です。
走りの安定性には関係ないと判断したのでしょうね。
この割り切り方は、なかなか日本勢にはまねできないものです。
後部座席は窮屈ですが、たまに利用する程度なら問題ないでしょう。
荷室も小さいですが、リアシートを倒せばフラットなフロアができます。
エンジンは、全社共通の1.0リットル直列3気筒。
動力性能は普通ですが、軽量の車体をストレスなく引っ張ります。
標準グレードのムーブアップ!は3ドアと5ドア、充実装備のハイアップ!は5ドアの仕様となります。
1.0リットルエンジンにターボを装着した「GTI」など、特別仕様車もときどき台数限定で登場します。
▼ データ(標準グレードのムーブアップ!5ドア=本体価格1,852,000円)
※ 3ドアは本体価格1,652,000円
現行型:2012年10月~
ボディタイプ:ハッチバック
ドア数:5
全長:3610mm
全幅:1650mm
全高:1495mm
ホイールベース:2420mm
最小回転半径:4.6m
車両重量: 950kg
排気量:999cc
最高出力:75ps(55kW)/6200rpm
最大トルク:9.7kg・m(95N・m)/3000~4300rpm
ミッション:5AT
駆動方式:FF
定員:4人
燃費(JC08モード):22.0km/リットル
ボディカラー:6色
※ このほかに充実装備のハイアップ!(エンジンは同じ)、高出力のアップ!GTI(FF、6MT)があります。
フィアット500(伊:2019年10月発売モデル=187.4~276.0万円)
往年の名車をリメイク
いま、世界のコンパクトカーのなかで、いちばんカワイイのは、こいつではないでしょうか。
フィアット500(=チンクエチェントと呼びます)は、デビューから10年以上たちますが、日本でもいまだに人気車です。
女性が乗れば、とてもおしゃれですよね。
そして男性が乗ると、いい意味で遊びごころを感じさせてくれます。
フィアット500はおそらく、この先も長く愛されていくことでしょう。
こういうクルマは数少ないです。
チンクエチェント(Cinquecento)とは、イタリア語で「500」という意味です。
フィアットは、かつて同名の「フィアット500」というクルマを生産していました。
このサイトのトップページでもご紹介しておりますが、あのルパン三世の愛車にもなったクルマです。
現行のフィアット500は、その後継車として登場したリメイク版です。
2016年に大きなマイナーチェンジがおこなわれたものの、外観はほとんど変わっていません。
外観だけでなく、カジュアルでポップな内装も、このクルマの魅力のひとつです。
ボディと同じ色をあしらったパネルは、乗っている人たちの気持ちをウキウキさせてくれます。
ちょっぴりクセのある走りも人気
ラインナップは、基本的には、次の2種類です。
- 1.2ポップ=1.2リットル直列4気筒エンジン(69馬力、最大トルク10.4kgm)搭載。
- ツインエア=0.9リットル直列2気筒ターボエンジン(85馬力、最大トルク14.8kgm)搭載。
前者のエンジンは比較的素直ですが、後者のターボエンジンは、ちょっとアクセルを踏めば、カワイイ雰囲気からは想像がつきにくい重低音のエンジンサウンドを響かせます。
このターボエンジンは低回転域からトルクが太くてよく回ります。
ターボ装着の後者には、標準装備の「ツインエア ポップ」と、サンルーフなどの装備が充実した「ツインエア ラウンジ」の2タイプがあります。
このほかに、イタリアらしい、センスのいい特別仕様車が続々と登場しています。
走りのほうは、ちょっとクセがあります。
たとえば、どちらのエンジンタイプでも、シフトチェンジのときにわずかにタイムラグがあります。
イタリアのクルマのなかには、エンジン音が官能的で、乗り味にもクセのあるものが少なくありません。
現行のフィアット500も、そんなイタリア車なんだと感じさせられます。
あなたも、このラテン系のコンパクトカーを暮らしにとり入れてみませんか。
▼ データ(標準グレードの1.2ポップ=本体価格2,000,000円)
※ 特別限定車のなかには標準グレードより低価格のタイプもあります。
現行型:2008年3月~
ボディタイプ:ハッチバック
ドア数:3
全長:3570mm
全幅:1625mm
全高:1515mm
ホイールベース:2300mm
最小回転半径:4.7m
車両重量:990kg
排気量:1240cc
最高出力:69ps(51kW)/5500rpm
最大トルク:10.4kg・m(102N・m)/3000rpm
ミッション:5AT
駆動方式:FF
定員:4人
燃費(JC08モード):19.4km/リットル
ボディカラー:3色(他に多彩な色の特別限定車あり)
ルノー・トゥインゴ(仏、2019年10月発売モデル=198.6~243.4万円)
名車ルノー5を思わせる品のよさ
筆者の友人に、メルセデスやテスラなどの巨大なクルマを何台も持っている男性がいるのですが、そんな彼が最近は、このルノー最小のクルマばかりに乗っています。
「結局、このクルマがいちばんいい」のだそうです。
ルノー・トゥインゴには、大きなクルマたちを食ってしまう魅力があるようです。
その魅力をいくつかに因数分解してみると――。
まず、この5ドアハッチバックは、クルマの序列を超えた優雅さを備えています。
その佇まいは、1970年代に世界的にヒットしたルノー5(サンク)を彷彿させます。
外観だけでなく、内装も、イタリアの現行フィアット500に負けず劣らず華やかで、この空間にいるだけで楽しくなります。
RRらしい楽しい操舵感
さらに、乗り味はこのサイズとしては相当に上質でしっかりしています。
3気筒エンジンは思いのほか静かで高回転域までスムーズに回り、マニュアルベースの2ペダルミッション である6速EDC(エフィシエント・デュアル・クラッチ)との相性もいいです。
そして、ポルシェ911などがわずかに採用するRR(リアエンジン・リアドライブ)という駆動方式を採用した結果、ステアリングフィール(操舵感)が非常にいいです。
このクルマは、ルノーとダイムラーの提携にともない、全長が極めて短いコンパクトカー「スマート」とメカニズムを共用することになりました。
全長が短くても衝突安全性を高めるために、エンジンを後ろに回し、フロントに衝突の衝撃を緩和する空間(クラッシャブルゾーン)を確保しました。
フロント部分が軽く、設計の自由度も高まったので、よりシャープに取り回せる構造になっています。
最小回転半径は、このセグメントで最上の4.3mです。
コンパクトカーの操舵感を極限まで高めたこのクルマを知ってしまったら、巨大なクルマに戻れなくなるというのは、実際に運転してみるとよく分かります。
ただし、後方にあるエンジンが低音で響いてくるこもり音に関しては、好き嫌いがあるかしれません。
クルマ好きにとっては、最高のサウンドなのですが……。
ラインナップ
ラインナップは、現在、次の2種類です。
- 標準グレードの「EDC」=0.9リットル直列3気筒ターボエンジン(92馬力)搭載
- 電動キャンバストップ装備の「EDC キャンバストップ」=同上
- スポーツタイムの「GT」=0.9リットル直列3気筒ターボエンジン(109馬力)搭載
このシンプルなエンジンをマニュアルで操作するのは面白そうですが、人気はやはりオートマ車です。
おしゃれで値ごろな特別仕様車も続々と出ていますので、トゥインゴ選びの悩みは尽きないことでしょう。
▼ データ(標準グレードのEDC=本体価格1,986,000円)
現行型:2016年9月~
ボディタイプ:ハッチバック
ドア数:5
全長: 3645mm
全幅:1650mm
全高:1545mm
ホイールベース:2490mm
最小回転半径:4.3m
車両重量:1020kg
排気量:897cc
最高出力:92ps(68kW)/5500rpm
最大トルク:13.8kg・m(135N・m)/2500rpm
ミッション:6AT
駆動方式:RR
定員:4人
燃費(JC08モード):ー
ボディカラー:5色
※ ほかに、スポーツタイプのGT(6AT=2,434,000円)などがあります。
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Bセグメント(全長およそ3,750mm~4,200mm)
ここでご紹介するクルマ
フォルクスワーゲン・ポロ
アウディA1
ミニ
プジョー208
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フォルクスワーゲン・ポロ(独、2019年10月発売モデル=216.3~355.7万円)
兄貴分のゴルフを脅かすほどの実力
フォルクスワーゲンのコンパクトカーは、長男のゴルフ、次男のポロ、末っ子のアップ!という3兄弟で構成されています。
このうち次男坊のポロが2018年にフルモデルチェンジして、サイズも性能も格段に上がりました。
全幅1750mmは、もはや後述するCセグメント並みのデカさです。
走行性能や先進安全装備も、コンパクトカーの代表格であるゴルフと比べてほとんど遜色ありません。
動力的には、ゴルフが1.2~1.4リットルの4気筒ターボエンジンなのに対して、ポロは、1.0リットルの3気筒ターボエンジンで若干の差があります。
けれども、この3気筒ターボは最大トルクが17.9kgmあり、坂道でもたつくことはありません。
車両重量が軽いので、むしろ軽快さではゴルフを上回ります。
もはや兄貴分のゴルフはどいらないのでは?
フォルクスワーゲン・ポロは、そう思わせるくらいの存在になっています。
ゴルフの全幅が1800mmまで広がってデカくなっているので、個人的には、ポロのほうが、道路のせまい日本に向いている気がしてなりません。
ラインナップ
ポロのラインナップは、次のようになっています。
- TSIトレンドライン=1.0リットルの直列3気筒ターボエンジン(95馬力)搭載
- TSIコンフォートライン=同上
- TSIハイライン=同上
- TSI Rライン=1.5リットルの直列4気筒ターボエンジン(150馬力)搭載
- GTI=2.0リットルの直列4気筒ターボエンジン(200馬力)搭載
リアビューカメラを付けたいなら、コンフォートライン以上となります。
この5グレードのなかでは、GTI(本体価格3,557,000円)だけ動力性能が抜きんでています。
もし筆者が買うなら、ゴルフのTSIハイライン(2,733,000円)、Rライン(3,041,000円)よりも、このポロGTIのほうに魅力を感じてしまいます。
▼ データ(廉価グレードのTSIトレンドライン=本体価格2,163,000円)
現行型:2018年3月~
ボディタイプ:ハッチバック
ドア数:5
全長:4060mm
全幅:1750mm
全高:1450mm
ホイールベース:2550mm
最小回転半径:5.1m
車両重量:1160kg
排気量:999cc
最高出力:95ps(70kW)/5000~5500rpm
最大トルク:17.9kg・m(175N・m)/2000~3500rpm
ミッション:7AT
駆動方式:FF
定員:5人
燃費(JC08モード):19.1km/リットル
ボディカラー:3色
アウディA1(独、2019年11月発売モデル=365.0~443.0万円)
アウディは、メルセデスベンツ、BMWと並ぶドイツのプレミアムカーメーカーです。ロングボディの高級車をいろいろ出していますが、その末っ子のアウディA1は、非常に魅力的なコンパクトカーです。
そのアウディA1がフルモデルチェンジして、日本国内でも2019年11月から販売されています。このクルマは、キビキビ楽しく走れるプレミアムコンパクトカーとして、若い方だけでなく、年配の方にもおすすめしたい名車です。
ルックスはご覧のとおり、非常に精悍です。小さいけれども、大きな恐竜みたいなクルマたちを喰ってしまいそうな力強さを感じさせてくれます。どちらかと言えば地味で、上品だった先代のアウディA1から大きく変身した格好です。
アウディというクルマには、伝統的に、2つの顔があります。
ひとつは先代のA1のような控えめで上品な顔。メルセデスやBМWのような「ドヤ顔」ではなく、その知的な雰囲気にあこがれてファンになる人も多いです。
そして、もうひとつは獰猛とも形容したくなる顔。メルセデスやBМWにも負けない精悍な存在感があります。
いつだったか、筆者は、アウディのデザインに関係する人から話を聞く機会を得て、どうしてそんな2つの顔があるのかうかがったことがあります。
メルセデスやBМWという、メチャクチャな存在感をもつライバルたちに負けて埋もれていかないように、強い存在感を見せる必要があるのだという話をうかがい、なるほどと思いました。
アウディがコンパクトカー市場に放ったプレミアムカー、先代A1は、上品で知的なクルマでしたが、正直言って、埋もれていくような地味な感じも否定できませんでした。
かくしてアウディは、もうひとつの顔である獰猛で、精悍なデザインをこのクルマに与えました。
この2代目アウディのルックスはとてもいいと思います。
もともとコンパクトカーは、キビキビと動き、ちょっぴりヤンチャなくらいの味付けがあってもいいのではないかと思うからです。
実際、この精悍なA1は、多くのユーザーの心をつかみました。
若者だけでなく、昔は走り屋だったご年配の方々までもが、この筋肉質なプレミアムコンパクトカーに注目しています。
ご年配の方がこの精悍なクルマをさりげなく運転している姿もカッコイイなと感じます。
パワーユニットは2種類。ただ、日本では、4気筒1.5リットル直噴ターボエンジン搭載の「35 TFSI」シリーズのみが先行発売されました。2020年に3気筒1リットル直噴ターボエンジンの「25 TFSI」シリーズも追加投入される見込みです。
走りはもちろん、「さすがアウディ!」の一言です。上級モデル譲りの最新運転支援システムを備えており、たとえば、視界不良時にもレーダーセンサーで前方の歩行者やクルマを感知して自動ブレーキを作動させてくれます。
ボディサイズは、全長4040mm、全幅1740mm、全高は1435mm。全長は55mm長くなり、ホイールベースが95mm広がりました。3ドアの設定はなく、5ドアのみです。
全幅を1740mmにとどめてくれたのは、キビキビしたコンパクトカーを求めるユーザーからすれば、ありがたいことです。一方、ホイールベースが伸びたことで室内の窮屈感が若干改善されました。
アウディA1は、同じグループのフォルクスワーゲン・ポロとシャシーを共有しています。ただ、アウディはこのクルマに、上級グレード譲りのプレミアム感を見事に付与しました。
オプションのアウディバーチャルコックピットなど、ハイテク装備もこのクルマにはよく似合います。この精悍なプレミアムコンパクトカーは、ライバルの多いBセグメントのなかでもかなりおすすめの1台と言えるでしょう。
▼ データ(標準グレードのA1スポーツバック 35TFSI アドバンスド=本体価格3,650,000円)
現行型:2019年11月~
ボディタイプ:ハッチバック
ドア数:5
全長:4040mm
全幅:1740mm
全高:1435mm
ホイールベース:2560mm
最小回転半径:5.1m
車両重量:1220kg
排気量:1497cc
最高出力:150ps(110kW)/5000~6000rpm
最大トルク:25.5kg・m(250N・m)/1500~3500rpm
ミッション:7AT
駆動方式:FF
定員:5人
燃費(JC08モード):ー
ボディカラー:8色
ミニ(独、2019年10月発売モデル=247.0~605.0万円)
BМWがつくるリメイク版
イギリス生まれの名車ミニは、2001年にBМWの傘下に入り、プラットフォームをBМW車と共有するリメイク版として生まれ変わりました。
このクルマは、日本でも大人気です。
ミニは、輸入車販売台数ではフォルクスワーゲン、メルセデスベンツ、BМWとともに、いつも上位に入っています。
街でもよく見かけますよね。
BМWはドイツのメーカーですが、ミニに関しては、主としてイギリスの工場で生産され、イギリスらしさに磨きがかけられています。
BМWはこのクルマに、イギリス車らしい「遊び心」を実にうまく味つけしています。
ボディタイプからエンジンまで、次のように多彩な味つけがほどこされていて、ゴキゲンなクルマを求めるユーザーの心をくすぐるのです。
多彩なボディタイプ
リメイク版のミニは、3ドアモデルから派生させるかたちで、いろんなモデルをそろえています。
- ハッチバック:3ドアのほかに5ドアも人気です。
- コンバーチブル:ハッチバックの屋根を電動ソフトトップにしたオープンモデルです。
- クラブマン:全長が長く、ステーションワゴンに似たモデルです。
- クロスオーバー:すこし大きくて背の高いSUV型のモデルです。
さらに、ハイパフォーマンスモデルの「ジョン・クーパー・ワークス」があります。
クロスオーバーからは、プラグイン・ハイブリッド・モデルの「エレクトリック」も誕生しています。
あなたは、あなたの好みに合わせて、いろんなボディタイプから「マイミニ」を選べます。
さらに、ボディカラーやオプションを好きなようにチョイスしていけます。
ミニの公式サイトでは、好みのモデルを選んで、あなたのミニをつくっていくシミュレーションができますので、ご興味があれば、試してみてください。
ゴーカートフィーリングの乗り味
ミニは、エンジンも遊び心が満点です。
筆者はBМW1シリーズのディーゼルエンジンモデルを所有しているのですが、同一エンジンをベースにしているというミニのディーゼルエンジンモデルに乗ってみて、びっくりしました。
ミニのエンジンのほうがずっとワンパクで、遊び心があるのです。
さらに、ミニは往年の名車のコンセプトを踏襲して、ゴーカートフィーリングの乗り味に仕上げられています。
硬くてたえず揺すられている感じなので、長距離ドライブではちょっと疲れるかもしれません。
けれども、楽しさ満点です。
ハッチバックモデルのラインナップは以下のとおりです。
- ОNE(ワン):1.5リットル直列3気筒ターボエンジン(102馬力)搭載
- クーパー:1.5リットル直列3気筒ターボエンジン(136馬力)搭載
- クーパーD:1.5リットル直列3気筒ディーゼルターボエンジン(116馬力)搭載
- クーパーS:2リットル直列ターボエンジン(192馬力)搭載
- クーパーSD:2リットル直列ディーゼルターボエンジン(170ps馬力)搭載
ミニは、このラインナップを見ただけでも本当に多彩です。
ハイパフォーマンスモデルの「ジョン・クーパー・ワークス」(本体価格450万円)は、3ドアのクーパーSをベースにしています。
このモデルに乗れば、とんでもないゴーカートフィーリングを楽しめるでしょう。
ただ、必要最小限の装備にとどめたОNE(3ドアは256万円)を普段使いするほうが、個人的には、センスのよさを感じさせられます。
人によって好みはまちまちですから、あなたもぜひ、好きなミニを見つけてみてください。
▼ データ(廉価グレードのワン5ドア=本体価格2,810,000円)
※ 最安値はワン3ドア6MT=本体価格2,470,000円です。
現行型:2013年4月~
ボディタイプ:ハッチバック
ドア数:5
全長:4000mm
全幅:1725mm
全高:1445mm
ホイールベース:2565mm
最小回転半径:5.4m
車両重量:1260kg
排気量:1498cc
最高出力:102ps(75kW)/3900rpm
最大トルク:19.4kg・m(190N・m)/1380~3600rpm
ミッション:7AT
駆動方式:FF
定員:5人
燃費(JC08モード):17.5km/リットル
ボディカラー:9色
プジョー208(仏、2019年10月発売モデル=202.7~259.7万円)
モデル最末期の熟成したフレンチコンパクト
※ プジョー208は、本国ではすでに次のモデルが発表され、発売が始まろうとしています。日本でも次期モデルの発売は時間の問題です。このため、本当にフランス車が好きで、熟成したコンパクトカーにご興味がある場合のみ、ご検討なさるのがよろしいかと思います。
Bセグメントでフランス車を楽しみたいのなら、お薦めはプジョー208です。
このフレンチコンパクトは、プジョー205、206という名車のDNAを引き継いで、競争がし烈なコンパクトカー市場で独特の存在感を放っています。
内外装は「大人のセンスが光る」という表現がぴったりです。
女性にとても人気があります。
ボディカラーも素敵です。
フロントマスクに冠されたライオンのエンブレムも、相変わらずカッコいいです。
室内はお世辞にも広いとは言えませんが、窮屈というほどではありません。
乗り味は、ドイツ車とは異なり、ソフトですね。
低重心で、猫足のようにしなやかなフットワークは、数値で表現できないこのクルマの魅力だと思います。
ドイツ車ではなく、プジョーを選び、楽しそうにこのクルマのオーナーライフを謳歌している人を見ると、いいなあと感じさせられます。
2012年に登場してずいぶんたちますが、このフレンチコンパクトはいまだに欧州プレミアムコンパクトカーの欠かせない1台です。
ラインナップ
プジョー208のラインナップは、次のとおりです。
- Style 5MT:1.2リットル直列3気筒エンジン(82馬力)搭載
- Style 6AT:1.2リットル直列3気筒ターボエンジン( 110馬力)搭載
- Allure:同上
- Allure cielo Package:同上
- GTi:1.6リットル直列4気筒ターボエンジン(208馬力)搭載
- GTi by PEUGEOT SPORT:同上
廉価版は、シンプルな自然吸気エンジンを乗せたStyle(5MT)になります。
ただ、日本ではターボエンジンのオートマ車のほうが売れているようです。
▼ データ(標準グレードのStyle 6AT=本体価格2,027,000円)
現行型:2012年11月~
ボディタイプ:ハッチバック
ドア数:5
全長:3975mm
全幅:1740mm
全高:1470mm
ホイールベース:2540mm
最小回転半径:5.4m
車両重量:1140kg
排気量:1199cc
最高出力:110ps(81kW)/5500rpm
最大トルク:20.9kg・m(205N・m)/1500rpm
ミッション:6AT
駆動方式:FF
定員:5人
燃費(JC08モード):18.2km/リットル
ボディカラー:6色
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Cセグメント(全長およそ4,200mm~4,500mm)
ここでご紹介するクルマ
フォルクスワーゲン・ゴルフ
メルセデスベンツAクラス
BМW1シリーズ
アウディA3
ボルボV40
[su_accordion][su_spoiler title="ここをクリックして記事を表示" open="no" style="default" icon="plus" anchor="" class=""]
フォルクスワーゲン・ゴルフ(独、2019年10月発売モデル=258.9~391.0万円)
Cセグメントのベンチマーク
フォルクスワーゲンのゴルフは、世界のコンパクトカーの代表格であり、Cセグメントのベンチマーク(基準)となるクルマです。
名車ビートルの後継車として1974年にデビューして以来、その先進性と完成度の高さが高く評価されてきました。
ゴルフは、メルセデスやBМWのようにゴージャスなクルマではありません。
ビートルのDNAを受け継ぎ、あくまでもポピュラーなクルマとして進化してきました。
けれども、とことん進化してやめないこの大衆車は、ときにはゴージャスなクルマたちを凌駕するほど先進的で安全です。
もしあなたが外車でコンパクトカーを1台選ぶなら、いちばん間違いないのは、ゴルフでしょう。
安定した走り、的確な操舵感、しっかりした居住性、先進の安全性……。
どこをとってもゴルフには死角はありません。
外観も、飽きのこない熟成されたデザインだと思います。
難点は、モデルチェンジごとにどんどんデカくなっていく点にあります。
このクルマは、いまでは全幅が1800mmもあります。
ここまでデカくなると、日本の機械式駐車場では停めづらいことも多いでしょう。
コンパクトカーの代表格なのに、コンパクトカーという範疇からはみ出そうとしているので、困惑させられます。
もしあなたが「デカすぎる」を思うなら、弟分のポロを相棒にしたほうがいいかもしれません。
ポロも2018年のフルモデルチェンジでさらに大きくなり、全幅1750mmまで巨大化しています。
先進性能でもゴルフに引けを取りません。
乗り比べることをお薦めします。
ラインナップ
ゴルフの基本的なラインナップは、次のとおりです。
- TSIトレンドライン:1.2リットル直列4気筒ターボエンジン(105馬力)搭載
- TSIコンフォートライン:1.2リットル直列4気筒ターボエンジン(105馬力)搭載
- TSIハイライン:1.4リットル直列4気筒ターボエンジン(140馬力)搭載
トランスミッションはいずれも7速DCTが組み合わされています。
このほかに、ゴルフにはバリエーションがたくさんあります。主なものは次のとおりです。
- GTI:2リットル直列4気筒ターボエンジン(230馬力)搭載
- GTE:1.4リットルガソリンターボエンジン(150馬力)とモーター(109馬力)を組み合わせたハイブリッド式パワートレイン搭載
- R:2リットル直列4気筒ターボエンジン(310馬力)搭載
ゴルフの車両本体価格は、基本ラインナップであるTSIだけでも、トレンドラインの約258万円からハイラインの338万円まで幅があります。
そしてゴルフRは579万円です。
この多彩なゴルフたちのなかから、あなたにとっていちばんバランスのとれた1台を見つけられたらいいですね。
▼ データ(廉価グレードのTSIトレンドライン=本体価格2,589,000円)
現行型:2013年4月~
ボディタイプ:ハッチバック
ドア数:5
全長:4265mm
全幅:1800mm
全高:1480mm
ホイールベース:2635mm
最小回転半径:5.2m
車両重量:1240kg
排気量:1197cc
最高出力:105ps(77kW)/4500~5500rpm
最大トルク:17.8kg・m(175N・m)/1400~4000rpm
ミッション:7AT
駆動方式:FF
定員:5人
燃費(JC08モード):19.1km/リットル
ボディカラー:7色
メルセデスベンツAクラス(独、2019年10月発売モデル=334.0~406.0万円)
一歩先の未来を感じさせてくれるクルマ
フォルクスワーゲン・ゴルフが、コンパクトカーの代表格であるのに対して、メルセデスベンツAクラスは、そのなかのプレミアムカーの代表格だといえます。
このAクラスが2018年にフルモデルチェンジして注目を集めました。
よくクルマはこれからAI(人工知能)を採り入れて大きく変わっていくといわれます。
メルセデスベンツAクラスは、そんな一歩先の未来を感じさせてくれるコンパクトカーへと進化を果たしたのです。
とくに話題だったのが、対話型インフォテインメントシステムの「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)」です。
平たく言えば、あなたと対話しながら、あなたに必要な情報を提供したり、室内環境を整えたりしてくれる執事のようなものです。
あなたが「ハイ、メルセデス」と車内で話しかけると、システムが起動して、ナビの目的地を設定したり、エアコンの温度を変えたりしてくれます。
車載コンピューターとクラウドを併用することであなたの運転行動を広範に予測し、いつも通っている道でよく行く目的地を表示したり、渋滞を予測したりもしてくれます。
自然言語で対話できるAIとしては、GoogleアシスタントやAmazonのアレクサが知られています。
これに対してダイムラーは、人がクルマと対話しながらクルマを使いこなすという未来を、独自に開拓し始めているわけです。
ダッシュボードに並ぶ2枚の薄型ディスプレーは、AIとの対話を補完していろんな情報を表示してくれます。
新型のAクラスでは、運転支援システムも進化しています。
衝突回避・被害軽減ブレーキシステムは標準装備されています。
このほかに、たとえば、高速走行中にウインカーを操作するだけで自動的に車線変更するシステムなど、メルセデスのフラッグシップであるSクラスと同等の先進機能が採用されています。
一段と進化した乗り味
ボディ剛性はさらに高まりました。
筆者はまだ高速走行までは試しておりませんが、幹線道路を走行するだけでも、乗り味が驚くほど高まっているのを感じました。
低重心のスポーティーなエクステリアは先代から変わっていませんが、全体的にデザインのエッジがとれてやや大人っぽい雰囲気が強まりました。
このエクステリア変更でエアロダイナミクス性能が高められ、ボディ剛性の進化とあいまって、とにかくノイズが減りました。
走行中の静かさは、たとえば繊細なクラシック音楽の旋律を楽しめるほどで、コンパクトカーもついにここまで来たか!という思いになります。
ラインナップ
新型Aクラスには、5ドアハッチバックのほかにセダンもあります。
けれども、日本にはいまのところハッチバックだけが入ってきています。
残念ながらこのクルマも、全幅が1800mmまで大きくなってしまいました。
全長も4420mmに達しています。
これだけデカくなったのに、最小回転半径は、このセグメントで最上の5.0mを叩きだしています。
国内販売されているのは、基本的には次の3タイプです。
A180:1.4リットル直列4気筒ターボエンジン(136馬力)搭載
A180スタイル:同上
A200d:2リットル直列4気筒ディーゼルターボエンジン(150馬力)搭載
A180の2タイプは装備の充実度が異なります。
A200dのディーゼルエンジンは、CクラスやEクラスにも搭載されているものですが、Aクラスでは2020年からの欧州の厳しいディーゼル規制をクリアするように、環境性能を向上させています。
▼ データ(標準グレードのA180=本体価格3,340,000円)
現行型:2018年10月~
ボディタイプ:ハッチバック
ドア数:5
全長:4420mm
全幅:1800mm
全高:1420mm
ホイールベース:2730mm
最小回転半径:5.0m
車両重量:1360kg
排気量:1331cc
最高出力:136ps(100kW)/5500rpm
最大トルク:20.4kg・m(200N・m)/1460~4000rpm
ミッション:7AT
駆動方式:FF
定員:5人
燃費(JC08モード):ー
ボディカラー:6色
BМW1シリーズ(独、2019年11月発売モデル=334.0~630.0万円)
FR伝説を脱ぎ捨てた、本気のプレミアムコンパクト
Cセグメントのプレミアムコンパクトカーと言えば、メルセデスベンツとともに、このBMW1シリーズを抜きにしては語れません。
未来的な新型メルセデスベンツAクラスに対抗して、BMW1シリーズもフルモデルチェンジを果たし、日本でも2019年8月に新型が発売されました。
クルマ好きな方なら、この新型BMW1シリーズをちょっぴり複雑な思いで受け止めたことでしょう。BMW1シリーズは2004年に誕生して以降、2011年にデビューした先代も、一貫して後輪駆動(FR)を堅持してきました。前輪が操舵専門で、後輪がぐっと車体を押してくる。この組み合わせのFRだからこそ、キビキビと、最高に軽快な走りを楽しめたものです。
ところが、この3代目の新型BMW1シリーズは、ライバル車と同じ前輪駆動(FF)のクルマへと生まれ変わりました。FFのほうが室内空間が広くできるので、これは致し方ない時代の流れだったのだと思います。それにしてもBMWファンからすれば、BMWらしさが損なわれたようで、複雑な思いで新型発表を受け止めたわけです。
2代目のBMW118d(ディーゼル車)を乗り回している筆者もまた、BMW1シリーズのFF化には当初、正直言ってネガティブな評価をしていました。もっと正確に言えば、2代目が最後のFRコンパクトになると知って、2代目のBMW118dを買った経緯があります。「果たして3代目はどんなクルマになったのか…」。半分、疑心暗鬼で馴染みのディーラーで試乗させてもらいました。
けれども、新型に試乗してみてびっくりしました。BMW1シリーズはFFになっても、キビキビしたBMWらしさを失っていませんでした。先代とまったく同じ操舵感で、実に気持ちよく走れるのです。
峠道をガンガン攻めるなど、プロの方々のように試乗すれば、違いを感じる部分があるかもしれません。けれども、一般の方が楽しむ分には、十分すぎるほどBMWらしいキビキビ感が継承されています。このあたりは、さすがBMWだと思わされました。
この新型BMW1シリーズなら、前述のメルセデスベンツAクラスにない操舵感を楽しめます。ドライバーズカーとして最高の出来栄えのプレミアムコンパクトだと言えます。
広さと先進技術を得てより魅力的に
FFになった結果、新型BMW1シリーズは、ライバル車に負けない広さをゲットしました。
先代の1シリーズは、FR設計だったために、メルセデスベンツAクラスなどに比べると、ずいぶん狭かったです。前席のほうは、包まれるような感覚でクルマと一体になれるのでいいのですが、後席に座る人はやはり窮屈です。
新型は、全長が先代より5mm短くなったのですが、それでも後席の足元スペースが40mmほど広くなりました。ラゲッジスペースの容量も、先代より20リットル大きい380リットルとなりました。後席の背もたれを倒せば、最大1200リットルまで拡大できます。
さらに、衝突回避・被害軽減ブレーキシステムなどの先進安全技術も、最先端のものにバージョンアップされました。先代は、後退時には警報しか出してくれず、ブレーキまでは作動しませんでしたが、新型は、当然、後退時のブレーキシステムも作動します。それどころか、直近50mまでの走行記録をもとに、行き止まりなどに入り込んだときに自動走行でバックする離れ業もやってのけます。
オプションのナビゲーション・パッケージを選択すれば、メルセデスと同様、AIとの音声会話でドライブアシストを受けられる「BMW インテリジェント・パーソナル・アシスタント」も装備されます。
全幅1,800 mmになってしまった…
ボディーサイズは、全長4355mm、全幅1800mm、全高1465mm。
全幅が先代よりも、35mm大きくなってしまいました。
メルセデスをはじめとしてライバル車が軒並み、1,800mmに集結してきているので、これも致し方のないことなのかもしれません。
けれども、道路の狭いニッポンでは、先代のほうが運転しやすかったと思います。
運転の下手な私としては、このボディ幅の拡大がいちばんショッキングなことでした……。
ラインナップ
BМW1シリーズのラインナップは、次のとおりです。今後、さらに充実していくことでしょう。118iの3気筒エンジンは、先代のエンジンを改良したものです。最上級グレードの「M135i xDrive」はフルタイム4WDで、300馬力を超える出力でこのコンパクトボディを疾走させます。このM135i xDriveは、気になりますね。
- 118i:1.5リットル直列3気筒DOHCターボエンジン(140馬力)搭載、334万円
- 118i Play:同上、375万円
- 118i M Sport:同上、413万円
- M135i xDrive:2リットル直列4気筒DOHCターボエンジン(306馬力)搭載、630万円
▼ データ(標準グレードの118i=本体価格3,340,000円)
現行型:2019年8月~
ボディタイプ:ハッチバック
ドア数:5
全長:4335mm
全幅:1800mm
全高:1465mm
ホイールベース:2670mm
最小回転半径:5.4m
車両重量:1430kg
排気量: 1499cc
最高出力:140ps(103kW)/4600~6500rpm
最大トルク:22.4kg・m(220N・m)/1480~4200rpm
ミッション:7AT
駆動方式:FF
定員:5人
燃費(JC08モード):16.8km/リットル
ボディカラー:6色
アウディA3(独、2019年10月発売モデル=304.0~468.5万円)
プレミアムコンパクトカーの草分け
ドイツのプレミアム御三家のなかで、アウディは、どちらかといえば地味で控えめな印象があります。
けれども、メルセデスやBМWの「どや顔」が好きになれないというユーザーの間では、知的で上品なクルマとして幅広く支持を得ています。
このA3シリーズは、1990年代に「小さな高級車」として登場し、プレミアムコンパクトカーという世界を開拓してきた草分け的な存在です。
そういう意味でも人気が根強いです。
現行のA3には、5ドアハッチバックとセダンの2タイプがあります。
どちらにも前輪駆動の1.4リットルのダウンサイジングターボと、四輪駆動「クワトロ」の2.0リットルターボエンジンが用意されています。
だから、アウディA3を選ぶときには……
- ハッチバックにするか、セダンにするか
- 経済的に優しい1.4リットルにするか、クワトロの2リットルにするか
この2点でおおいに悩むことになります。
アウディといえば、1980年代の名車アウディクワトロの印象が強い人も多いでしょう。
現行A3セダンのクワトロタイプには、往年のアウディクワトロを彷彿させる力強さと優雅さがあります。
ただ、1.4リットルの前輪駆動タイプも、低回転域からトルクが太いので上質な走りを楽しめます。
実際に運転してみれば、この前輪駆動でも十二分にプレミアムコンパクトカーの快適さを味わえることと思います。
2リットルのクワトロも、1.4リットルの前輪駆動も、意外なほどに操舵感がいいです。
現行型ゴルフと共用するプラットフォームはしっかりしていて走行安定性は卓越しています。
内装は一見地味に見えるかもしれませんが、乗ってみると、上質感ではライバルに引けを取らないことがわかるはずです。
いいクルマだと思います。
ラインナップ
アウディA1のラインナップは、次のとおりです。
スポーツバック(5ドアハッチバック)
- 30TFSI:1.4リットル直列4気筒ターボエンジン(122馬力)を搭載
- 30TFSIスポーツ:同上
- 40TFSIクワトロ:2リットル直列4気筒ターボエンジン(190馬力)を搭載
- 40TFSIクワトロスポーツ:同上
セダン
- 30TFSI:1.4リットル直列4気筒ターボエンジン(122馬力)を搭載
- 30TFSIスポーツ:同上
- 40TFSIクワトロ:2リットル直列4気筒ターボエンジン(190馬力)を搭載
- 40TFSIクワトロスポーツ:同上
スポーツバックにも、セダンにも、それぞれ高出力スポーツタイプのS3(290馬力)、RS3(400馬力)があります。
▼ データ(標準グレードのA3スポーツバック30TFSI=本体価格3,040,000円)
※ アウディA3にはセダン(4465×1795×1405mm)もあります。
現行型:2013年9月~
ボディタイプ:ハッチバック
ドア数:5
全長:4325mm
全幅:1785mm
全高:1450mm
ホイールベース:2635mm
最小回転半径:5.1m
車両重量:1320kg
排気量:1394cc
最高出力:122ps(90kW)/5000~6000rpm
最大トルク:20.4kg・m(200N・m)/1400~4000rpm
ミッション:7AT
駆動方式:FF
定員:5人
燃費(JC08モード):19.5km/リットル
ボディカラー:9色
ボルボV40(スウェーデン、2019年10月発売モデル=304.5~477.6万円)
北欧のセンスが光るプレミアムコンパクト
北欧の自動車メーカー、ボルボは、プレミアムカーの世界で特異な存在です。
ボルボには、メルセデスベンツやBМWのような押し出しの強さはありません。
けれども、アウディと同じように、品のよさでは、メルセデスやBМWをしのぐほどの魅力があります。
そして、乗り手の素敵なライフスタイルを感じさせるという点では、アウディを上回るかもしれません。
2012年にデビューして翌年から日本でも販売されているV40(2代目)は、最小クラスということもあって、道路のせまい日本でいちばん売れているボルボカーです。
その特徴は、まず何といっても北欧らしい内外装のデザインです。
エクステリアは端正でスポーティーです。
いわゆるハッチバックの形状にとらわれていない伸びやかさがあります。
インテリアは、スカンジナビアらしい上質で快適な仕上がりになっています。
ゴージャスというよりは、北欧のライフスタイルを感じさせてくれる世界です。
試乗して、この世界にはまってしまうユーザーもいると思います。
第2の特徴は、しっとりした走りです。
最も出力の小さい1.5リットル 4気筒ガソリンターボエンジンでも、低回転域で余裕があります。
ほかの高出力エンジンでも、暮らしのなかで使う中低回転域がトルクフルな仕上がりになっています。
V40は高出力なエンジンが充実しているので、高馬力にあこがれて乗る人もいることでしょう。
けれども、V40は、かっ飛ばすよりも、余裕を持って、しっとり走るのが似合うクルマです。
V40を相棒にして、センス良く暮らしていけたらいいなという感じです。
第3の特徴は、やはりボルボならではの高い安全性ですね。
歩行者エアバッグを標準装備するなど、10種類を超える先進安全技術で「安心・安全」を高めています。
Cセグメントでは、どのクルマも先進安全性がとても高い水準に来ていますが、ボルボはそのなかでもトップクラスです。
ただ、このクルマも、コンパクトカーとしてはかなり巨大になっています。
全幅は、ゴルフや新型メルセデスAクラスと同じ1800mmもあります。
全長も4370mmあります。
試しにBМWの1シリーズと並べてみたところ、ひと回り大きいクルマという印象をぬぐえませんでした。
ラインナップ
ボルボV40も、ラインナップが充実しています。
特別仕様車を除いた基本的なグレードだけでも、次のようにたくさんあります。
ライバル勢に対抗して高出力タイプもそろえています。
ただ、ボルボが似合うのは、もう少し馬力の落ち着いたタイプのような気もします。
- T2 キネティック:1.5リットル 4気筒ターボエンジン(122馬力)搭載
- T3 キネティック:1.5リットル 4気筒ターボエンジン(152馬力)搭載
- T3 モメンタム:同上
- T3 インスクリプション:同上
- D4 キネティック:2リットル 4気筒ターボディーゼルエンジン(190馬力)搭載
- D4 モメンタム:同上
- D4 インスクリプション:同上
- T5 Rデザイン:2リットル 4気筒ターボエンジン(245馬力)搭載
車高を上げてクロスカントリー風にしたタイプも、以下のようにたくさんあります。
- クロスカントリー T3 キネティック:1.5リットル 4気筒ターボエンジン(152馬力)搭載
- クロスカントリー D4 キネティック:2リットル 4気筒ターボディーゼルエンジン(190馬力)搭載
- クロスカントリー D4 モメンタム:同上
- クロスカントリー D4 サマム:同上
- クロスカントリー T5 AWD モメンタム:2リットル 4気筒ターボエンジン(245馬力)搭載
- クロスカントリー T5 AWD サマム:同上
こうしたクルマをカーシェアリングなどで借りて、アウトドアに繰り出してみると楽しそうですね。
▼ データ(廉価グレードのT2 キネティック=本体価格3,045,371円)
現行型:2013年2月~
ボディタイプ:ハッチバック
ドア数:5
全長:4370mm
全幅:1800mm
全高:1440mm
ホイールベース:2645mm
最小回転半径:5.2m
車両重量:1480kg
排気量:1497cc
最高出力:122ps(90kW)/5000rpm
最大トルク:22.4kg・m(220N・m)/1600~3500rpm
ミッション:6AT
駆動方式:FF
定員:5人
燃費(JC08モード):17.1km/リットル
ボディカラー:13色
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最後まで読んでくださってありがとうございました。